【里海、さとうみ、SATOUMI… 】
○里海。さとうみ。SATOUMI。とても素敵なひびきを持っている、この“ことば”を声にしてみると、とっても懐かしい気持ちがします。
どうしてなんだろう。
○「里海」には、人間と自然とがうまく折り合いをつけながら、暮らすことのできるようになる、とても大事なキーが隠されているような気がしてなりません。
○金萬智男さんたちが作った「盤州里海の会」の名称に含まれる「里海」。この「里海」って、どういう海なのでしょう。海とちがう場所のことなのでしょうか。海沿いの環境のことなのでしょうか。漁村や海のムラやマチという地域(エリア)をさすことばと同じなのでしょうか。そして、すでに、定着している「里山」とは、どこが同じで、どこが違うのでしょうか。
○既成のことばで表現するときに意味することと同じようだけれど、すこしちがうようです。この違いのなかに、海や海沿いのエリアの利用と管理について、既成のことば(用語)の表現では言い表しにくいけれど、とても大切な意味が潜んでいるような気がするのです。
○「里海ってなんだろう?」
○この問いを発して、これから、“さとうみ”ということばについて考えてみることにしましょう。少しずつですが、「盤州里海の会」で、現在行っていること、そしてこれからやろうとするいろいろな取り組みの背景にある意味をお話していきたいと思います。いま、東京湾で、そしてもうすこし広い意味で日本各地の海や海沿いの地域でテーマとなっている「海と海辺の利用と管理」の課題についてのいろいろな問題点が浮き彫りにされてくるはずです。
○「里海ってなんだろう?」のサブタイトルは、とりあえず「里海論メモ」とでもしておきましょう。ここで、おそらく書き付けられるであろうメモについてのキーワードをアットランダムに思いつくままに羅列しておきましょう。
○キーワード……里と山/里と海/東京湾/漁村とムラ/ムラとマチ/漁業権/磯草/慣習/入会権/磯/めぐり/砂浜/環境/漁業と海業/ボランティア/地域通貨/コモンズ/入浜権/環境権/自由漁業/…… |
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